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zoom RSS 金融庁長官、「日本の二の舞」になるなと世界に警告!

<<   作成日時 : 2016/08/06 16:32   >>

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欧米が金融危機に陥るはるか前に日本はそれを経験した。その20余年後、金融庁の森信親長官はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、過剰な危機対応は景気回復の腰を折りかねないと世界の金融当局者に警告した。

森金融庁長官との一問一答
 日本のバブル崩壊以降の経験から得られた教訓については、「バランスシートのクリーンアップに重点を置いた監督には副作用もあったかもしれない」とし、「現在から振り返ってみると、経済の成長を確保するという側面にももう少し注意を払った別のやり方を工夫できなかっただろうかという気もする」と述べた。

 財務省(旧大蔵省)でキャリアの大半を過ごした森氏は2006年に金融庁に異動。1年前に同庁の長官に就任した。

 就任以来、危機後の政策立案者にはほとんどみられない市場寄りの姿勢で業界幹部を引きつけ、ベテラン検査官を戸惑わせてきた。米国の金融関係者やプライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)の幹部に対し、日本の資産運用の強化に協力を請う一方、当局者に検査基準を緩和するよう指示した。

 森氏は「one-size-fits-all (画一的なアプローチ)」型の単一の規制がはらむ危険性について、米国の爆撃で撃沈した戦艦「大和」にたとえて説明した。大和は海からの攻撃に耐える分厚い装甲を備えていたが、空からの攻撃には脆弱(ぜいじゃく)だった。「常に過去の危機に対応して、その防止に努めている。従って、次の危機は予期しない所からやってくるようになる」としている。

 日本の銀行は不動産バブルの崩壊後、1990年代に自らの危機に直面した。長期の財務体質の強化でバランスシートも改善、2008年に世界金融危機が発生するまでにレバレッジが低下させていたことから、傷は比較的浅くて済んだ。それでも、日本の金融業界が旺盛なリスクテイク姿勢を取り戻すことはなく、融資や利益の伸びは停滞している。

 就任以来、過剰な規制について欧米の金融当局に警鐘を鳴らしてきた森氏は「規制に頼れば頼るほど、ゆがみや非効率性も大きくなる」と述べた。

 こうした考えがどこから来ているのかについて聞くと、森氏は規制緩和の全盛期だった2003〜06年にニューヨークで過ごした経験を挙げた。市場関係者、エコノミスト、規制当局者と頻繁に議論したことが、市場の力を評価することにつながったという。

 日本の当局者は現在の優先事項について、大手銀行を締め付けることではなくリスクテイクを促すことだと話している。京都文教大学の野崎浩成教授は、森氏が2013年の検査局長時代に、検査局のトップとして銀行に小口の資産査定をある程度自由に判断させるという大転換を図ったと述べた。「当時の検査官にとってはカルチャーショックで、反発もあったようだ」と野崎教授は語った。

 目立たず従来の方針を踏襲する傾向にあった前任者らと違い、森氏は劇的な変化を望んでいると話す。金融庁が9月までに公表する年次ガイドラインの中で、この方針を強調する予定だという。

 森氏は、不振にあえぐ地銀に大変革を促し、銀行員が顧客の生産性改善コンサルタントの役割を果たす新たなビジネスモデルの開拓を促す計画だ。日銀は成長促進に向けてマイナス金利を導入したが、より急がれるのは弱い銀行が事業を強化することだという。金利が低いと銀行が融資で利益を得ることが難しくなることから、「シンプルなビジネスモデルは大きな変化に直面している」という。

 新たなガイドラインの主な注目点として、個人金融資産の分散の流れを進めるよう資産運用会社に呼びかけている。米英の個人金融資産はかなりの部分が投資信託や株式なのに対し、日本の個人金融資産約1700兆円の半分以上は現金や銀行預金だと森氏は言う。ブラックストーン・グループやKKRなど欧米の大手PE投資会社の幹部は頻繁に日本を訪れており、森氏のオフィスにも頻繁に足を運んでいる。

 森氏は「洗練されたバイサイド・プレイヤーの存在は、我が国における資産運用業界の発展にもつながる」との考えを示した。(ソースWSJ)

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