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zoom RSS 米経済、生産性低下という新たな危険信号!

<<   作成日時 : 2016/08/14 22:47   >>

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4-6月期の米労働生産性が低下したことを受け、各方面でやや悲観的な見方が広がっています。どんな悪材料も株式を買う口実になると考えている連邦準備制度理事会(FRB)中毒のトレーダーも例外ではありません。

 労働省が9日発表した4-6月期の労働生産性指数(速報値)は前期比年率換算で0.5%低下しました。低下は3四半期連続。前年同期比では0.4%低下と、3年ぶりのマイナスを記録しました。これは米国全体の企業活動が、労働者の賃金と経済成長のいずれにとっても都合の悪い圧力にさらされていることを物語っています(過去3四半期のGDP=国内総生産成長率が1%程度で推移していることは、偶然の一致ではない)。

 キャピタル・エコノミクスのチーフ米国エコノミスト、ポール・アシュワース氏は、今回の統計で「すでに悲惨な生産性の伸びが、われわれの当初の見方よりもさらに悪化していることが明らかになった」と述べました。

 一方、同時に発表された4-6月期の単位労働コストは、前期比2.0%増、前年同期比2.1%増となっています。生産性全体の伸びを上回ったことで、収益が伸び悩む中、あらゆる手段を尽くしてコスト削減を続けてきた雇用者は窮地に立たされています。

 生産性は労働者1人の時間当たりの財・サービスの生産量をします。一般的に生産性の上昇は経済成長を、生産性の低下は経済減速をそれぞれ示します。FRBのイエレン議長は6月、現在の経済状態に関して生産性が重大な謎の一つになっていると述べています。

 生産性の低さから経済の一部が不完全燃焼を続けている姿が浮かび上がっています。2007年以降の生産性の伸びは平均1.3%と、2000年〜07年の伸び(2.6%)の半分にとどまります。3%を記録していた1990年代の好況期との差はもっと大きくなります。その上、米経済はまたしても、雇用統計とそれ以外の大半の指標が示す方向性が食い違うという状況に置かれています。

 現在の景気回復期は全体として、第2次世界大戦以降で最も力強さを欠いています。GDP成長率は3四半期連続で1%程度にとどまっています。企業の設備投資も3四半期連続で落ち込みました。賃金上昇率は上向いていますが、経済が健全であることを示す水準にはまだ届いていません。しかも、4-6月期の生産性統計は賃金の伸びが抑えられる可能性を示しています。個人消費は前年比で増えていますが、先のリセッション(景気後退)終了後に伸び率が5%を超えたことはありません(現在は3.7%程度)。リセッション期以外でこれほど低い伸びにとどまるのは、1960年代以降では初めてです。インフレ率を計測する方法はいくつもありますが、過熱感を示す指標は一つもありません。

 その一方で、雇用者数は着実に伸びており、失業率は低いのです。 これはちょっとした謎だとの声が上がってもおかしくはありません。

 MFRセキュリティーズのチーフ米国エコノミスト、ジョシュア・シャピロ氏は「今のところ、生産性統計は停滞状態にあるかのようだ」と語りました。つまり、賃金がさらに伸びたとしても、落ち込む利益率の確保に懸命な企業にさらに圧力を掛けるにすぎないということです。また、熟練労働者をつなぎとめるために賃上げする必要が生じれば、新規採用者の減少につながる可能性が高くなります。

 これは企業利益にとっても何か意味するところがありそうです。市場はこれまで、全ての経済指標がFRBの金利判断にどう影響するかを主に心配してきましたが、今後もそれは変わらないでしょう。ただ4-6月期の生産性は、いわゆる「収益不況」が人々の期待に反して終わらない可能性を警告しています。リンゼー・グループのマネジングディレクター、ピーター・ブックバー氏は「今後1年間で企業収益が伸びるとの期待はあまりにも楽観的すぎます。名目GDP成長率が低迷する中、企業収益はほとんど伸びず、利益率が低下しているため、収益不況は続くはずだ」と述べていました。(ソースWSJ)

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