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zoom RSS 資生堂、お肌の奥に潜む問題!

<<   作成日時 : 2016/08/13 14:18   >>

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 ここ数年間は円安が日本企業を多少見栄えの良いものにしていましたが、今ではしわが目立ち始めています。

 円相場が今年は上昇する中、資生堂の運命は逆転しました。同社は円高の進行による売上高の目減りを見込み、2016年12月期の営業利益見通しを下方修正しました。市場にとっては予想外の動きで、株価は10日、7.5%安で引けました。

 資生堂は売上高の約半分を国外で稼いでいるため、円高が売上高を圧迫します。しかし問題は為替相場だけではありません。「ローラ メルシエ」「レヴィーブ」といった米国ブランドの買収や、2010年に買収した米化粧品メーカー「ベアエッセンシャル」の事業再編にかかる費用も重しとなっています。日本企業の海外進出には強力な実行力が伴うことをあらためて浮き彫りにしているが、米国での売上高は、為替変動の影響を受けないドル建てでも2%しか増えていません。

 それほど目立たないのですが、日本でも打撃を受けています。過去2年間では円安を背景に、中国人観光客が3倍余りに増加しました。日本への旅行が割高になれば、この流れは変わる可能性があります。円は人民元に対して今年20%余り上昇し、直近の数カ月で既に中国からの訪問ペースは減速しました。

 さらに重要なことに、「爆買い」の勢いにも陰りが見られます。観光庁の調査によると、4-6月期の中国人観光客1人当たりの支出は前年同期比22%減少しました。回答者の4分の3が購入したという化粧品・香水は比較的好調ですが、ピークに差しかかった様子もあります。

 資生堂にとって悪い材料ばかりではありません。不安定な為替変動の裏では中国経済全体が力強い成長基調にあり、1-6月期の資生堂の中国売上高は現地通貨ベースで16%近く増加しました。最も利益率の高い分野とされる空港免税店での営業利益は3倍近くに達しています。

 しかし10日の株価急落後も、資生堂の予想PER(株価収益率)は30倍を超えています。フランスの競合ロレアルは27倍、米エスティーローダーは29倍です。急成長する韓国のアモーレパシフィックの方が魅力的とも言えます。アモーレパシフィックの「雪花秀(ソルファス)」や「ラネージュ」といったブランドは中国人買い物客の人気が高い上、為替変動に左右される度合いが低いのです。

 資生堂には加齢に伴うしわが表れています。(ソースWSJ)

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