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zoom RSS 英EU離脱受け、相次ぐ経済見通し下方修正!

<<   作成日時 : 2016/07/04 09:37   >>

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英国が欧州連合(EU)からの離脱を決めたことに対するエコノミストらの反応は、迅速かつ厳しいものとなっています。世界中の成長見通しが下方修正され、それに伴う相場見通しの引き下げも相次いでいます。

 6月23日の国民投票で英国のEU離脱が決まり、為替、債券、株式市場が動揺し、英ポンドは今週初めに31年ぶりの安値に転落しました。その後市場は落ち着きましたが、世界第5位の経済規模を有する英国の長引く混乱が今後に及ぼす影響にアナリストらは目を向けています。

 モルガン・スタンレーのエコノミストらは今週のリポートで、「ブレグジット(英国のEU離脱)は、まだ弱々しい回復を遅らせ、低迷に向かわせる可能性がある」と述べました。同社では、来年世界的なリセッション(景気後退)に陥る確率を30%から40%に引き上げました。

 アナリストらは、欧州以外の国や地域に対する直接の影響は欧州よりも少ないとみています。しかし、欧州諸国の成長減速は、世界の貿易ばかりでなく多国籍企業にも影響を及ぼそうとしています。多国籍企業の多くは、欧州を主要市場の一つとしています。ドル高の影響も世界全体に反響し、米企業の利益や新興諸国に打撃を加える見通しです。

 ブレグジットの混乱は、世界の貿易が近年弱まっている中で生じており、世界貿易機関(WTO)によると、世界の貿易は2015年の伸びがわずか2.8%でした。伸びが3%を下回ったのは4年連続です。

 クレディ・スイスのアナリストらは「グローバル化の最期」と題したリポートで、ブレグジットは「より密接な統合と開かれた貿易という第2次世界大戦後のコンセンサスからの、これまでで最も大幅な後退だ」と指摘しました。そして、「このような大きく長期の変化は、中期的に成長や企業利益、資産価格にかなり否定的な意味を持つ可能性がある」と述べています。

 英国は見通し引き下げのやり玉に挙がり、一部の銀行は政治的不透明感と投資の落ち込みは今年この後リセッションに陥る予兆だとみています。英国の政治情勢が流動的でEUとの離脱交渉には数年かかる可能性が高いため、アナリストらはポンド安が長期に及ぶと予想しています。その結果としてインフレが上昇し、個人消費を一段と抑えるだろうとエコノミストらは考えています。

 バンクオブアメリカ・メリルリンチのエコノミスト、ロブ・ウッド氏は「英国は早々にリセッションに陥り、この政治上の不確実性が長引くほど、事態は悪化するだろう」と指摘しました。同行では7-9月期から来年初めにかけてのリセッションを予想し、英経済の成長予想を17年については2.3%から0.2%に下方修正しました。

 英仏海峡を越えてブレグジットに関連してすぐに生じる混乱は、英国からの需要減少というかたちで生じる可能性があります。英国はユーロ圏のモノとサービスにとって最大の需要を担っており、HSBCによると総輸出の13%を占めていて、ブレグジット決定を受けてHSBCでは、ユーロ圏の17年におけるGDP成長率予想を1.5%から1.0%に引き下げました。

 シティグループでは、ドイツやベルギー、オランダなど英国との取引関係が強い国々が一番影響を受けるとみています。

 JPモルガンの上席グローバルエコノミスト、ジョゼフ・リュプトン氏は「ブレグジットは欧州に対する重要な経済上の衝撃だ」と述べ、「これで(英国の)景気回復は遅れ、社会経済面と政治面の問題につながるかもしれない」と指摘しています。

 今後さらにEU離脱が問われる可能性もあり、世界最大の貿易圏の先行きを巡る不透明感が高まっています。アナリストらは、これが、債務危機と昨年のギリシャを巡る混乱でまだおぼつかない投資情勢と欧州大陸の消費意欲に悪影響を及ぼすだろうとみています。

 バンクオブアメリカ・メリルリンチのウッド氏は「欧州にとって英国との貿易からの影響は小さいだろうが、もっと大きな問題は単一市場の先行きに関する不透明感だ」と述べ、「(EU離脱が)英国にできるなら、次は誰かということだ」と語っています。

 米国や中国の経済活動に英国との取引が占める割合は極めて小さいので、欧州以外の国や地域に対する影響はさらに少ない見通しです。しかし、ブレグジット決定後に投資家が安全とみなす資産に群がったため、米ドル相場が上昇し、米企業の利益や投資に対する懸念が浮上しています。

 シティグループのアナリストらは「米国では、急激なドル高になり高止まりする可能性があるかどうかが懸念の焦点です。このことが、ブレグジットが生む不透明感とともに、米国の事業資本投資をさらに弱める可能性がある」と指摘しています。

 同行では、ブレグジットで今年と来年の米GDP成長率は0.1ポイント下がる可能性があり、ブレグジットのリスクに対して国際的な投融資を行った米銀行部門のぜい弱性が、米国の成長をさらに抑えるかもしれないと述べました。(ソースWSJ)

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