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zoom RSS 米国株の上昇局面、いつまで続く?

<<   作成日時 : 2016/07/22 16:38   >>

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・米国株は上昇基調

 長い休みを経て、米国株式市場が最高値を連日更新しています。S&P500指数は2015年5月に過去最高を記録してから約14カ月後に、ようやく高値を更新したことになります。この強気市場は今後も持続するのでしょうか。

 株式市場は現在、7年半にわたり強気相場を維持しています。強気相場としては既に史上2番目の長さです。過去の例を見ると、S&P500指数が過去最高を記録した後1年以上たってから再び高値を更新した場合、投資家は相場のさらなる勢いを期待できます。再高値から6カ月間の平均上昇率は8%となっていますが、過剰な期待は禁物です。

 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)決定後に米国株式は安値から8%反発しましたが、これが頭打ちであることを示す兆候が幾つか目前に現れています。S&P500指数構成銘柄の90%がすでに50日移動平均を上回っており、株式ファンドには先週、ここ9カ月で最大となる110億ドルが流入しました。出遅れ株として知られるアップル(AAPL)などの銘柄でさえ上昇し始めているのです。

 現在、投資家が米国株を選択するのは他に選択の余地がないからです。米国債の利回りは過去最低に近く、世界の債券のうち約30%(13兆ドル相当)で利回りがマイナスとなっています。米国株式60%、米国債券40%の典型的な配分からなるポートフォリオの利回りは1.9%と過去最低水準です。2016年に最も上昇しているセクターは配当利回りの高い電気通信サービス(22%上昇)と公益(20%上昇)で、金融は下落している唯一のセクターです。これは驚くに当たらないでしょう。

 マネーマネジャーは、これまで以上にパフォーマンスの追求を迫られています。米国大型株のベンチマークとされるラッセル1000指数を今年上半期にアウトパフォームした大型株ファンドはわずか18%にとどまりました。ブレグジットや中国に起因する一連の株価下落後の急回復は、ショートカバーや相場に飛びつく意欲を高めています。

 株価収益率(PER)の上昇は利益の増加を伴っているのでしょうか。4-6月期の利益は5%減と、5四半期連続で減少する見通しで、S&P500指数のPERは既に18.5倍となっています。株価を支えているのは記録的な自社株買いですが、PERがこれほど高い状況で自社株買いがいつまで続くかは疑問です。

•米国株の今後

 ディフェンシブ銘柄への資金集中は、株式への投資意欲がまだ衰えていないことを示す逆のシグナルに見えるかもしれません。しかし、ルーソルド・グループのダグ・ラムジー最高投資責任者(CIO)は「ディフェンシブ株に投資している投資家を弱気派とするならば、彼らは投資意欲が旺盛な弱気派です。2000年3月に株式市場が最高値を付けた時も、この種の弱気派は市場に多く存在していましたが、根底にある『悲観主義』も、それに続く50%の株価下落に対する緩衝材とはならなかった」と語っています。

 一方、株価の上昇基調は長期化しています。リサーチ企業であるMKMパートナーズのチーフエコノミスト兼ストラテジスト、マイケル・ダーダ氏は景気サイクルの後期に見られる2つの兆候を指摘します。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めと、利益率のピークとその後の低下です。株価がさらに上昇する可能性はあるものの(景気サイクル最後の年の上昇率の中央値は7%)、直後の下落率の中央値は27.8%です。

•低金利の恩恵

 低金利やマイナス金利は実際に景気を刺激するのでしょうか。低コストでの借り入れは万人に対する恩恵だと言われるが、米国の家計は14兆ドルの負債を抱える一方、資産はその7倍で、これには26兆ドルの現金と債券が含まれています。低金利は「恩恵どころか、実質的には大規模な税金と言える」とドイツ銀行のストラテジストは指摘しています。

 「低金利やマイナス金利は企業の資金調達にとっては恩恵となりますが、個人は退職後の収入を維持するために、貯蓄をもっと増やそうとする」とドイツ銀行は説明します。低金利は住宅市場を押し上げますが、一方で利益が減少して貸出意欲が弱まる銀行セクターなどを犠牲にしています。また、低金利は相場のセンチメントにとってプラスだという見方もあります。現在、株価は過去最高値を付け、金利はますます低下していますが、読者はこの状況にどれほど自信を持っているのでしょうか。(ソースWSJ)

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