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zoom RSS 英国国教会、年10%近いリターン出す投資術!

<<   作成日時 : 2016/06/15 09:44   >>

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英国国教会の歴史はローマ帝国から宗教改革への流れをくんでいます。最高統治者は英国の女王で、現在でも毎週百万人ほどが欠かさず礼拝のため教会を訪れています。

 一方、英国国教会は市場を打ち負かす「投資ファンドの聖地」でもあります。

 英国国教会の財務委員会は約70億ポンド(約1兆円)の教会資産を基金を通じて運用して、この資産は教区支援から布教活動の援助まで、教会の運営費用を賄うのに役立てられています。基金は昨年8.2%のリターンを上げ、過去30年のリターンは年平均で9.7%に達します。基金は年間インフレ率を最低でも5ポイント上回る運用成績を目標としています。過去30年の年間インフレ率は3.4%でした。

 大部分の投資家は基金ほど忍耐強くはなれません。ただ、その成功は何らかの教訓となる可能性がありまうs。

超長期投資

 基金を率いるアンドレアス・ウィッタム・スミス氏によると、この基金は永続的な教会への献金を原資としているため、超長期的な視点を持つことができます。例えば、英国国教会が地方に保有する不動産の一部は、数百年前からの所有物です。ウィッタム・スミス氏は「他の投資家には不可能だが、私たち(教会)にはできることがある。他の投資家は安定的なリターンを得る必要があり、永遠に待つことなどできない」と述べています。

 基金のパフォーマンスから得られる教訓の一つは、投資を検討する際には公開株以外にも目を向けるということです。

 ウィッタム・スミス氏によると、基金はかねてから証券市場に上場している株式へのエクスポージャーを減らそうとしてきました。こうした動きは最近加速しており、基金は3月に国内外株式ポートフォリオの資産2億5000万ポンドを売却しました。ウィッタム・スミス氏は世界経済について、急激に勢いを失い、政府の対応能力にも限界がくるだろうとして、厳しい見方を示しました。

 「長年続けてきた投資戦略のポイントは、(株式)市場への依存度をゆっくり、慎重に減らすことです。流動性リスクを高めてしまうため、持ち高を急に削減することはできません。そこに限界があるのは明確です。ただ、それは資産の分散を続けるという意味で役に立つ」と。

 公開株へのエクスポージャーを減らす一方、基金は未公開株投資(PE)マネジャーを通じた投資を増やしたほか、森林などの非流動資産を取得してきました。これらは昨年に好調なパフォーマンスを上げ、PEマネジャーのリターンは20.0%に達したそうです。

 ウィッタム・スミス氏は、流動性の低さを恐れる投資家が多いと指摘しています。しかし、保有資産を異なる投資先に分散すればリスクを低く抑えられます。同氏は「最悪なのは流動性の低い資産を保有しすぎることだ。それぞれの非流動資産の組み入れ比率が2〜3%ほどであれば管理しやすくなる」と説明しました。

 全ての投資家が大手ファンドや慈善団体と同じ規模で流動性の低い資産に投資できるわけではありません。ただ、同氏が投資家にとりわけ強調したい点は、投資を委託するマネジャー全員についてできる限り掘り下げた調査を行うことの大切さです。ウィッタム・スミス氏によると、同氏の部下で投資ディレクターを務めるトム・ジョイ氏は「運用会社が教会のポートフォリオに組み入れる個別銘柄の調査にかけるのと同じ位の時間を、委託する運用会社の吟味、調査、監視にかけている」と話しました。

 また、英国国教会は倫理的に正しい投資を優先させています。教会は、宗教団体か非宗教団体かにかかわらず、「社会責任投資」を重視しているのです。

 宗教団体の基金と同様に、投資家はキリスト教やイスラム教など特定の信仰を重視するファンドに投資することができます。アプローチとパフォーマンスはさまざまですが、ここで繰り返されるのは倫理的・社会的に責任ある投資にコミットすることです。

倫理を重視した投資方針

 OIPインベストメント・トラストと英国国教会の財務委員会は軍事やポルノなどに関連する分野への投資を避けています。OIPインベストメントは200以上のローマカトリック団体が保有する長期資産を管理しているのです。

 ただ、両者はより積極的なアプローチで倫理的な投資を行う場合があります。つまり、何らかの企業方針に同意できなくてもその銘柄を直ちに売るのではなく、その企業の方向性を変更させるよう働きかけることがあるのです。

 財務委員会は昨年、「気候変動」というテーマを投資方針に取り入れ、全売上高に占める石炭販売の割合が10%以上を占める企業とオイルサンドから原油を抽出している企業をポートフォリオから外しました。ただ、石炭の売上比率が10%に近いある企業については株式を売却せず、関与を続ける道を選びました。それは今後の事業における石炭の役割を確認するためだったのです。

 とはいえ、英ハーグリーブズ・ランズダウンのパッシブ運用マネジャー、アダム・レアド氏は、倫理基準だけがビジネスの成功を意味するわけではなく、投資家は利益から目をそらすべきではないと指摘しています。同氏は「最終的には利益を上げることが主目標になることが多い。倫理(的な側面)は考慮すべき重要なポイントだが、あくまでその(利益を上げるという)フレームワークの枠内にあることは明らかだ」と述べました。(ソースWSJ)

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