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zoom RSS 新興国市場の回復は本物か!

<<   作成日時 : 2016/04/08 10:06   >>

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国際金融協会(IIF)によると、新興諸国の株式や債券は3月に急伸し、月間の資金流入額は約2年ぶりの高水準に達したそうです。新興国市場は7カ月にわたって資金流出に見舞われた後、2月には流入が徐々に再開しました。

 IIFによれば、3月はブラジル株式市場への資金流入が特に顕著でした。魅力的なバリュエーションと政治の変革への期待が背景となっています。また、大幅に売り込まれていた韓国の株式にも投資家需要が戻ったと言います。

 JPモルガンのアジア・新興国株式担当チーフストラテジスト、エイドリアン・モワット氏は「新興国の株式でまずまずの利益を得られることにかなり満足している」とし、「ここでは間違いなく変化が生じている」と指摘しました。

しかし、新興国の投資利益は数年にわたって期待外れであり、今回の上昇も一時的なものにすぎないのでしょうか。

 さまざまな要素がその答えを方向付けるでしょう。米連邦準備制度理事会(FRB)はこれまで示唆した通り、年内に2回利上げするのか。ドルはどの程度上昇するのか。原油やその他商品(コモディティー)の相場の先行きはどうか。そして人民元相場を含め、中国からどのようなサプライズが出るのか。

 投資家はこのほか、それぞれの新興国における政治的・経済的課題も考慮に入れるでしょう。例えばブラジルではリセッション(景気後退)の深刻化が見込まれており、汚職スキャンダルが拡大する中、ルセフ大統領は弾劾手続きに直面しています。

 ナティクシス・アセット・マネジメントの新興国債券担当マネジャー、ブリジット・ルブリ氏はブラジルの政治的混乱について、「非常に困難な状況が続くだろう」との見方を示し、同市場へ参入する前に「具体的な何かを確認する必要がある」と語っています。

 新興国の株式は、FRBが量的緩和の縮小を示唆した2013年以来、数年にわたり停滞しています。5年前に新興国株へ投資した100ドルは、現在の価値が95ドルを下回っています。一方、先進国株のベンチマークに同じ額を投資していれば、現在の価値は135ドル近くに増えていたといいます。

 年初来2.6%高という新興国株のパフォーマンスは、他の株式市場の大半を上回っています。今年これまでのところ、米S&P500種指数は0.5%高、欧州主要企業600社で構成するStoxx600指数は8.9%安となっています。新興国の株式は15年まで、3年連続で大幅下落していました。

 IIFによると、新興諸国の株式や債券に3月は推定総額368億ドル(約4兆1500億円)の資金が流入しました。これは1年9カ月ぶりの高水準となっています。コモディティー相場が今年に入って反発し、FRBがゆっくり利上げを進めるとの見方が強まる中、新興国市場に投資家が戻ってきたのです。

 ベアリング・アセット・マネジメントのマルチアセット・ファンドマネジャー、キエム・ドー氏は、イエレンFRB議長は今月利上げを見送ったことにより「世界に和平を申し出た」形だと述べました。東南アジアを含む新興国の中央銀行はこれで資本流出をあまり心配せずに利下げすることができると言います。

 しかし、こうした動きはやや直観と相いれません。というのも、FRBが今月利上げを見送った背景には、世界経済の成長の弱さや金融市場の変動に対する懸念もあったからです。

 新興国に見られる上昇相場は国によってばらつきがあります。インドと中国の株式相場は低迷していますが、南米や比較的規模の小さいアジア諸国(タイやインドネシアなど)の株価は急伸しています。ブラジル株は国内政治の混乱をよそに、年初来約26%高を記録しているのです。

 新興国市場の反発で株価は割高になりましたが、株価収益率でみるバリュエーションは今も、08年の世界金融危機や1997〜98年のアジア金融危機につけた最低水準に近いのです。新興国は経済成長率の低さや高水準に上るドル建て債務に苦しめられています。米国の金利上昇に伴い、一部の新興国はドル建て債務の返済が難しくなるとみられています。

 JPモルガンのモワット氏は「この相場上昇が持続可能かどうかは、一つの重要な要素で決まるだろう。それは、新興国株が妥当な収益の伸びを実現できるかどうかだ」と述べています。(ソースWSJ)

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