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zoom RSS 世界の成長株を選別するコツ!

<<   作成日時 : 2016/04/24 11:53   >>

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• 中国の教育サービス会社およびテンセントを選好

 モルガン・スタンレーのグローバル・オポチュニティー・ファンド(MGGIX)のマネジャー、クリスチャン・ヒュフ氏はまさにグローバルなファンドの運用を運命づけられていたのかもしれません。英国、米国、ノルウェーでの生活経験があり、わずか10歳で天職に目覚めたようで、当時コカ・コーラの株式を5株買いました。今や運用資産6億ドル以上のファンドを担当します。投資のコツは幼少時にノルウェーで祖父が教えてくれた釣りから学んだとそうです。勝ちそうな銘柄を選ぶには根気と忍耐が必要です。アジアの投資機会に近づこうと、妻の故郷でもある香港にオフィスを構えています。

本誌:ファンドは過去3年間にわたり毎年アウトパフォームしましたが、その秘訣(ひけつ)は?

ヒュフ氏:持続可能な競争優位性と成長力を持つユニークな会社を探す。質の高い企業は、参入障壁の高さ、あるいは高いリターンの得られる資本配分能力によって守られている。投資アイデアはさまざまなきっかけで生まれる。他のマネジャーも使用するスクリーニングでアイデアが得られることもあるが、スクリーニングだけでは、例えば規制の変化や競争上の脅威の出現などの破壊的な変化に強いかどうかは分からない。社内外で似たような考えを持つ150人の投資家ネットワークを持ち、最高と思う記事の情報を交換し合う。私は個人的には「サイエンティフィック・アメリカン」や「ワイアード」が好きだが、「バニティ・フェア」や「エコノミスト」、あるいはウォーレン・バフェット氏についての記事が好きな人もいる。私が読んだ中で最高の投資アドバイスは、ピーター・リンチ氏の「On Up on Wall Street(邦訳:「ピーター・リンチの株で勝つ」)」だ。企業の最高経営責任者(CEO)や上級幹部にインタビューする際は、各市場の最高のライバルはどこかと聞くと良い。

Q:ファンド内で保有比率が高い中国の教育サービス会社、TALエデュケーション・グループ(XRS)とは?

A:数学や科学の個人授業の提供会社で、約25都市に約300の学習センターがあり、100万以上の会員がいる。強いブランド力と卓越した教育の質を理由にユニークな存在で、前払い制度のため、資本利益率(ROC)は100%を超えており、非常に資本効率が良いビジネスモデルだ。どの社会でも教育は非常に重要だが、特に中国ではそうだ。中国の学校制度は厳格で、試験中心のため高い得点を取ることが極めて重要だ。課外の個人授業は両親にとって価値が高い。そのため、TALエデュケーションは毎年インフレ率を上回る値上げを実施できる。100以上の都市に参入余地があるため、今後10〜20年は大きな市場規模の拡大が見込める。教育はマクロ環境に左右されにくい。節約するにも、教育費は削りにくい。

Q:中国の持ち株会社、テンセント・ホールディングス(騰訊控股、700.香港)を直接保有する他、同社の株式の約3分の1を保有する南アフリカのメディア複合企業、ナスパース(NPN.南アフリカ)も保有しているが。

A:ナスパースの株価はテンセントの持ち分の価値よりも5〜10%安い。つまり他の事業全てを無料で手に入れられるわけで、非常に魅力的だ。原資産も直接保有していないとリスクになるため、テンセントも保有している。テンセントで特に魅力的なのは金融テクノロジー・グループで、とりわけテンペイという決済サービスは、中国市場で劇的な成長を遂げている。業界全体が大きく様変わりする可能性がある。

• 韓国のバイオ製薬のバイロメド、ボトックスのメディトックスに投資

Q:最近新しく組み入れた銘柄は?

A:韓国で、マクロ環境とはあまり関係のない固有の投資テーマを持ち、為替の影響からもおおむね隔離されている非常に面白い会社を過去1年の間に複数見つけた。まず、バイロメド(084990.韓国)は韓国のバイオ企業だが、もし米国で上場したら現在の何倍もの時価総額になるだろう。バイロメドの遺伝子治療薬の臨床試験結果は有望で、米国で第3相治験に入っている案件が二つある唯一の韓国企業でもある。製薬会社全般は特許切れ問題があり、バリュエーションが高く特に魅力的ではないが、バイオ新薬は再現がかなり困難なため、一般の製薬とは異なると考えている。次に、メディトックス(086900.韓国)も好んでいる。世界でも有数のボトックスのメーカーで、通常の3カ月ではなく4カ月おきにボトックス注射をすればよく、注射回数が少ないため、患者にはうれしい。今後世界中にライセンス契約を広める機会がある。

• 日本株ではカルビー

Q:ファンドは日本をアンダーウエートとしているが、日本株も一部保有しているのはなぜか?

A:スナック菓子のカルビー(2229)を保有しているが、私は同社のポテトチップスは世界で最高と思っている。グローバルスタンダードに沿って、今後利益率を拡大する機会があるとみている。スナック菓子業界では通常、一つの国で圧倒的な1位の座を占めると非常に高い利益率を達成できるようになる。カルビーは参入した複数の国で60%近いシェアを持っている。しかし、われわれが最初に同社の株式に投資した時の利益率は1桁半ばしかなかった。今や10%台前半になっている。ペプシコ(PEP)傘下のフリトレーは世界で約20%の利益率を出している。さらに、カルビーはフリトレーと提携したのを受けて、世界中で自社製品を売る機会がある。

• 高級ブランドではエルメスとバーバリーを選好

Q:世界の高級品もファンドの投資テーマだが、なぜか?

A:エルメス・インターナショナル(RMS)を選好しているが、世界一のブランドとわれわれは考えている。まだまだ収益化が進んでいないブランドで、他のブランドに比べて店舗数もかなり少ない。市場を飽和させてブランドイメージを希薄化したくないため、拡大には非常に慎重になる必要がある。しかし、経営陣は、長期的な持続可能性に傾注している。非常に強いブランド力があるため、投下資本利益率や利益率は非常に高い。長期的に見てエルメスは高級品業界の中でも景気循環への耐久力が高い企業だ。

 バーバリー・グループ(BRBY.英国)も保有している。バーバリーは確立したブランドではあるものの、最高級品のエルメスのような圧倒的な存在感はない。過去10年間で「若々しい」ブランドとなり、若い層の支持を築いてきた。また、デジタル広告にも力を入れており、広告費の最大50%がデジタルに投入された年もある。若い人が年配の人ほどバーバリーを買いたがらないという問題を抱えていたが、若い層に力を入れる戦略は、可処分所得が年配の人ほど多くないため即効性はないが、そのうち所得も増えてブランド製品に使えるようになるため、利益率拡大の潜在力を高めることができる。

• 最大保有銘柄はフェイスブック

Q:フェイスブック(FB)は最大保有銘柄で、長期保有しているが、ビデオ広告やバーチャルリアリティーなどの新たなテクノロジーの傾向にどのように適応しているか?

A:新規株式公開(IPO)以来フェイスブックを保有している。われわれは同社の長期的な潜在力を信じており、モバイルへの移行のためフェイスブックの将来に懸念が生じていた2012年にも買い増した。この数年のユーザー増加、エンゲージメント増加、価格上昇で素晴らしい成長を遂げた。ビデオ広告はディスプレイ広告の5〜10倍の価格で、実名でのログインのため、性別や好みなどに応じてターゲットを絞った広告が可能になり、ユーザーベースを利用できるユニークな態勢にある。ユーザーのつながりや情報交換の方法の変化をもたらすバーチャルリアリティーは重要なリスクだが、会社側もこれを十分承知しており、むしろ新たな市場にしようとしている。その一つの手段として、2014年半ばにバーチャルリアリティーのゲームや装置を製造するオキュラス・リフトを買収した。

• アマゾンの保有を減らした理由

Q:アマゾン・ドット・コム(AMZN)の保有を約半分に減らしたが、なぜか?

A:クラウドコンピューティングのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の価値が市場で知られ始めたからだ。しかし、今後長年にわたり高い収益率で資本を再投資する大きな機会がある。経営陣は短期的な利益を犠牲にしても株主に向けた長期的な価値創造を重視しており、継続的に事業への再投資を行い、微調整を行いながら問題解決をしていくことをわれわれは好んでいる。成功のために失敗をいとわないという、非常にユニークな企業文化を持っている。(ソースWSJ)

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