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zoom RSS 低金利が米経済に及ぼす深刻な影響!

<<   作成日時 : 2016/02/11 17:18   >>

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 2016年を迎えたとき、米国の人々は金融危機以降では初めての大幅な金利上昇に身構えていました。ところが、金利はまた落ち込み、金融市場を揺るがし投資家や消費者、企業などの計画を台無しにしています。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利をゼロ近辺から引き上げてから1カ月余りたちますが、市場全般で金利が下がっています。住宅ローンや事業融資など貸出金利の指標となる10年物米国債の利回りは、過去1年間で最低の1.7%割れに低下しています。銀行の資金調達コストの目安とされる2年物米国債利回りも大幅に下がりました。

 金利は好景気の場合、消費者や企業の資金需要増加と銀行やその他の金融機関の利益拡大を反映して上昇する傾向があります。だからこの金利低下は、投資家の警戒感を呼んでいるのです。

 金融銘柄の株価は全般に、金利と平行して下がっています。KBWナスダック大手米銀指数は年初来18%低下しています。これに対し、S&P500種指数は9.4%下げました。金融株が落ち込んでいる背景には、低金利が今後何年も続き、銀行の収益力を損ない、保険会社や運用会社、年金基金などの運用益を搾り取るとの見通しがあるからです。

 今のところFRB当局は選択肢をしぼらずにいますが、今年追加利上げする確率は徐々に低下しているようです。FRBのイエレン議長は10日と11日に議会証言を行いますが、そこで当面の政策見通しが明らかになる可能性があります。

 株式相場の下げは、低金利による恩恵の多くが摘み取られた最新の証拠です。一方、特に金融危機以降の低金利に悩まされてきた預金者にとっては、負担が増し続けています。

 投資家やエコノミストの多くは、低金利時代がしばらく続くとみています。5日に発表された1月の雇用統計では、米経済が、目覚ましくはないものの、息切れ気味の新興国からの逃避資金を十分集め続ける状態に依然として変わりないことが確認されました。欧州や日本など先進諸国では、中央銀行による緩和政策で債券利回りが消滅しつつあり、これもまた米国の利回り低下につながっています。

 金融市場が混乱から脱して米経済が成長を続け、雇用を生み、賃金を押し上げ、徐々にインフレを高めるというFRBの予想通りになる可能性もあり、そうなれば、FRB当局は利上げを続けることができます。

 しかし、成長の減速やインフレ低下圧力で、当局が景気見通しを下方修正し追加利上げを延期する可能性もあります。

 FRBのブレイナード理事は今月1日、ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対し、「最近の展開は、注意深く待つことの正当性を裏付けている」と語りました。

 FRB当局者らは12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、16年中に4回利上げする見通しを示しました。現在、先物市場では、FRBが年内にもう一度利上げする可能性さえ50%未満とみています。

 金利低下の悪影響を最も受けた一角が大手米銀です。金利低下により貸出金利と預金金利の間の利ざやが薄くなり、銀行の収益を圧迫しているのです。

 他の金融機関も損害を受けています。年金基金や保険会社など、将来の資金請求に備えて長期資産を保有する金融機関では、金利が下がると割引率も下がり、将来支払うべき保険金や給付金などの債務の現在価値が増えるからです。

 低金利は資金の借り手にとってありがたいことのはずですが、一部では融資基準が厳格化している兆しがあります。例えばFRBが2月1日に発表した10-12月期の上席融資担当者調査では、商業及び工業融資の基準厳格化が明らかになり、16年も引き締めが続く見通しが示されました。

 もちろん、低金利は住宅金融業者や昨年過去最高の新車販売台数を記録した自動車メーカーにとっては、引き続き好材料となっています。

 しかし、自動車販売が現行のペースでもっと伸び続けるのは難しい、とみるアナリストや投資家は多いようです。また、自動車株は今年に入り下げていて、ゼネラル・モーターズの株価は年初来18%安、フォード・モーターは同19%安となっています。

 同様な動きが住宅市場でも根付きつつあります。連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、2月4日までの週の30年物固定住宅ローン金利は昨年4月以来最低の3.72%でした。

 アラバマ州モビールの住宅金融、モーゲージ・チームワンで融資を仲介するリンダ・マッコイ氏によると、住宅を手放す人たちが低金利融資を諦めることに痛みを感じていないため、低金利の長期化で一部の住宅購入が促されています。しかし、単に低金利を望む人はもうほとんどいないと言います。マッコイ氏は「大半の人がすでに借り換えたのだ」と指摘しました。(ソースWSJ)

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