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zoom RSS 犬にはチョコより危険なキシリトール!

<<   作成日時 : 2015/11/11 22:06   >>

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米ノースカロライナ州シャーロットのトニア・コックスさんは、シュガーレスガムに入っている甘味料のせいで愛犬のマーフィージョーが死にかけるとは想像すらしていませんでした。

 1年ほど前のある日、コックスさんが帰宅すると、ラブラドゥードル(プードルとラブラドール・レトリバーの交配犬種)のマーフィージョーがカウンターの上に置いてあった息子の「アイスブレーカー」ガムを前足で床にはたき落とし、20個ほど食べてしまいました。しばらくしてマーフィーは吐き始め、その後、昏睡(こんすい)状態に陥った。地元の動物病院で肝不全と診断されたのです。

 コックスさんは病院で、「子どもたちを(診察室に)入れてお別れのあいさつをさせてあげてくださいと言われ」、「みんなで犬を抱いて泣いた」といいます。だが、3度の血漿(けっしょう)輸血の末、マーフィージョーは復活しました。治療費は5000ドル(約60万円)を超えたそうです。

 犯人はキシリトールでした。食品への使用が増えている甘味料です。人間が食べても安全とされているが犬には非常に有害で、犬に良くないことで知られるミルクチョコレートの100倍もの毒性があります。専門機関によると、キシリトールによる犬の中毒事故が増えており、死に至るケースも出ているといいます。

 ペットの急性中毒に対応する「ペット・ポイズン・ヘルプライン」センターのアナ・ブルトラーグ博士は、キシリトールに関する電話が「劇的に増えている」と述べました。同センターでは、キシリトール誤飲(それと疑われる例を含む)についての電話は今年これまでに2800件に上っており、09年には300件だったそうです。

 博士によれば、キシリトールは同センターのスタッフが対応する食中毒の中でも最も危険な部類に入るそうです。「キシリトールについて聞いたことがない、あるいは、この無害な普通の甘味料がペットの毒になり得ることを知らない犬の飼い主は依然多い」といいます。キシリトールの摂取によって死ぬペットの数について、包括的なデータはありません。

 一部の飼い主はキシリトール入り製品に警告ラベルを貼るよう求めており、オレゴンの団体はそうした動きを求めてオンラインの署名活動を行っていますが、そうした運動が現実的でなく犬の飼い主に周知させることが最善の対策だと考える専門家もいます。

 メーカーは、キシリトール入り製品には適切なラベルを貼っていますが、それらの製品は人間用に作られていると話しています。

 キシリトールはガムのほか、ミント、ガム状のビタミン剤、歯磨き、一部のピーナツバター、メラトニンの睡眠薬に使われています。カロリーが砂糖の3分の2ほどで、糖尿病の人にとっては砂糖より安全です。虫歯予防の効果を示す研究を挙げるガムメーカーもあります。

 キシリトールは植物から採取される糖アルコールの一種で、人間は耐性がありますが犬が摂取すると急激にインスリンが分泌され、低血糖症状を引き起こし、発作や脳障害につながる恐れがあり、肝不全の危険もあります。

 米国動物虐待防止協会(ASPCA)は2004年にキシリトール関連で82件の電話を受け、初めて警告を発しました。14年には3727件の電話があり、少なくとも11匹が死亡しました。報告されていない事故も多いとみられ、同協会では実際の中毒事故はこれより多いとみています。

 キシリトールはネコにとっても毒なのではないかという懸念もありますが、それを裏付けるものはほとんどないと言います。ウシやヒヒなど他の動物に有害な可能性もあります。(ソースWSJ)

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