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zoom RSS 人民元切り下げ、FRBの利上げに新たな障害!

<<   作成日時 : 2015/08/13 19:43   >>

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米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めへ向けた長く険しい道のりに、一夜にして想定外の障害が立ち現れました。人民元の切り下げに踏み切るという中国人民銀行(中央銀行)の決定です。

 この決定を受け、人民元の対ドル相場は約20年ぶりの大幅下落となり、中国の景気減速とディスインフレ圧力の高まりが注目を集めています。人民元が下落すればドル高が進み、米国内の輸入物価に一段と下押し圧力がかかります。FRBが長年ゼロ近辺に据え置いてきた政策金利の変更を模索する中、ドル高と物価の下押し圧力は足かせ要因となってきました。

 ペン・ミューチュアル・アセット・マネジメントのマネジングディレクター兼ポートフォリオマネジャー、ジーウェイ・レン氏は「中国からのあらゆる輸入品が割安になるため、人民元切り下げはインフレ抑制につながる」と指摘。人民元切り下げでドルは「一段と強含みとなります。FRBにとって厳しい挑戦です。これで9月の利上げを正当化する理由がさらに減った」と述べました。

 中国が通貨切り下げに動く前には、米アトランタ地区連銀のロックハート総裁がFRBの「利上げ開始の時は近い」と語り、フェデラルファンド(FF)金利市場が織り込む9月の利上げ確率は50%を上回っていました。

 CMEグループの「フェドウォッチ」によると、9月の利上げ確率は10日の53.5%から翌11日には45%に急低下しました。

 FRBは金融政策の引き締めに備える中で物価上昇の鈍さに悩まされていましたが、長期的にはインフレ率が目標の2%へ向けて上昇するとの見通しを維持してきました。しかし、中国の動きを受けてインフレ期待は一段と低下し、米物価連動国債(TIPS)が示す今後10年間の平均インフレ率見通しは1.64%と、5カ月ぶりの低水準をつけたのです。

 RBS証券の金利ストラテジストらは、サンフランシスコ連銀が前日発表した論文で中国の成長減速懸念と構造改革の必要性を強調したことに触れ、「FRBはこのように世界的な金融面の転換を注視するはずで、連邦公開市場委員会(FOMC)内部では意見相違がさらに広がり、二極化する可能性が高い」と述べました。

 もちろん人民元の下落には利点もあります。コーナーストーン・マクロの政策調査委員らは、元安が中国経済の追い風となり、世界第2の経済大国である中国の成長が加速すれば、世界や米国の見通しも上向くはずだと指摘しました。

 「あらゆる他国の金融緩和と同様に、11日の(中国の)動きは米経済のリスクを軽減するとFRBは考えるだろう」との見方を示したのです。いずれにせよ、人民元の切り下げとそれがもたらすドル相場、貿易そして世界経済への影響は、FRBが利上げを議論する9月16・17日の次回FOMCでの新たな検討材料となります。

 スタンダード・ライフ・インベストメンツのエコノミスト、アレックス・ウルフ氏は、中国発の新たな材料がFRBの利上げ開始時期に「一層の不透明感」をもたらすとみます。9月の利上げへ扉はまだ開かれていますが、ドルの上昇が続けばFRBは開始をやや先送りすることを検討する必要があるかもしれないと言います。

 一方、ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト、ガイ・レバス氏は、人民元の切り下げは「数カ月先まで経済指標には影響しない」との見方を示し、「FRBが利上げ開始を遅らせることにはならず、むしろ利上げのペースがより緩慢になる公算が大きい」と述べています。(ソース WSJ)

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