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zoom RSS 中国の現状、バブル崩壊時の日本に似ているか!

<<   作成日時 : 2015/06/25 18:25   >>

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過去2年間ほど、エコノミストや金融ジャーナリストらは、日本の1980年代のバブル崩壊と中国の現状とを比較してきました。

 両国の共通点としては、とてつもなく高騰した不動産価格の崩壊や、株式市場の急激な上昇がある。そして、日本が激しいデフレによる「失われた10年」ないし「20年」に苦しんだのと同様に、中国も物価下落の雪崩に直面しています。

 これに注目が集まらなかったわけではありません。ブルームバーグ、ロイター、そしてもちろん、このマーケットウォッチもそれに関する記事を書いてきました。

 しかし、1990年代の日本と2015年の中国は本当に似ているのでしょうか。それが英銀大手HSBCのエコノミスト、ジョン・ズー、イズミ・デバリエ、それに屈宏斌(チュー・ホンビン)の3氏の疑問で、3人は最近の顧客向けノートでこの問題に取り組みました。

 彼らの結論は、2つの状況は同じではないが、中国政府には四半世紀前に日本経済に起こったことから学べる大事な教訓があるということです。

相違点

 中国と1980〜90年代の日本とで何にも増して異なる点は、経済発展の水準です。

 HSBCのチームは、「中国のGDP(国内総生産)は巨大だが、人口1人当たりではまだ中所得国にあたります。これとは対照的に、日本は80年代までに既に人口1人当たりのGDPが先進国レベルに達しており、世界の技術革新をリードしていた」と指摘しました。

 これは重要です。それは、中国に依然としていわゆる「追い上げ成長」の余地があることを意味するからです。「追い上げ成長」とは、開発途上諸国が先進国のステータスに向かう中で享受できる成長のことです。

 HSBCは、中国のトップクラスの大都市の富は欧米都市部のそれに匹敵するものの、中国全体の豊かさはまだ、日本の1960年代程度にとどまっていると指摘しています。

 中国はまた、バブル期の日本と比べて、計画経済の様相が強い。このため、中国政府は政策調整上、はるかに大きな柔軟性を与えられているということです。

 同様に、中国で金融が自由化されたのは比較的最近です。このため「株式市場の規模が経済全体の規模に比較して小さく、家計の債務比率も低い」といいます。

類似点

 しかしながら、日中両国の2つのストーリーの類似点はまず、デフレです。実際、中国の状況はこの面でははるかに陰鬱(いんうつ)かもしれない、とHSBCは言います。中国の卸売物価は「持続的で根深いデフレ」の4年目に入っています。これに対し、日本の卸売物価は、バブルが確実にはじけたずっと後の1991年末まで、年間ベースで下落し始めなかったからです。

 そして、デフレという両国の類似点は、ある意味で相違点よりもはるかに重要です。HSBCは、中国ではデフレ克服努力を「金融政策立案者の最優先課題にすべきだ」と述べています。

 HSBCチームは「デフレがあまりに長期間にわたって定着したままになると、ゼロ金利さえプラスの実質金利になることを意味し、それは成長とインフレを復活させる努力を阻害するだろう」とし、「それはまた、債務の実質価値を増し、レバレッジ(借金)脱却をより辛いものにするだろう」と書いています。

 そのため、HSBCは、中国が金融政策を緩和し、その後再度緩和するべきだと主張しています。HSBCは「将来の目標以上のインフレを恐れて時期尚早の引き締めに移行するよりも、むしろ慎重過ぎるほどに慎重になって過剰緩和の金融政策のリスクを負ったほうがましだ」と述べています。

 物価下落以外では、HSBCはまた、中国政府が金融改革目標に目を向け続けるよう促しています。日本の場合、経済回復が真に定着したのは、日本政府が金融改革と企業再編に真剣になる2002-04年からだった、とみているからです。さらにカギとなるのは、金融緩和策を補完する景気刺激的な財政政策でしょう。

 HSBCは、日本の場合は1993年に政府の刺激策のおかげで景気が一時的に回復した点を指摘しています(最終的には失速しましたが)。残念ながら、この刺激策は公共事業中心であって、もっと大きな民間需要を狙った減税やその他の措置ではなかったのです。それがその後のデフレ期長期化を確実にしてしまったのだといいます。(ソースWSJ)

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