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zoom RSS 捨てられる食べ物、年間13億トン!これは30億人を養える量です。

<<   作成日時 : 2015/02/15 17:07   >>

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国連食糧農業機関(FAO)の推定によると、全世界で人間が食べる目的で生産された食べ物のうち、農場から加工場、市場、小売業者、飲食店、家庭の台所へと流通していく間に、3分の1が毎年捨てられているといいます。重量にして約13億トン。これだけあれば30億人を十分に養うことができるのです。

廃棄される理由は地域によって異なります。先進国では、小売りや消費の段階で食品を廃棄することが比較的多く、発展途上国では、消費者の元に良い状態で食料を届けるインフラが整備されていない場合が多く、これが生産から消費に至る各段階や流通過程で生じる廃棄の大きな原因となっているのです。

どのような状況であれ、捨てられた食品が誰かの胃袋を満たすことは二度とありません。食べ物を無駄にするのは、それを生産するのに使われた燃料や農薬、水、土地、労力も大量に無駄にしたのと同じことなのです。2007年には、誰にも食べられずに捨てられた食べ物を作るために、合わせて14億ヘクタールの土地が耕されました。これは、カナダの国土面積よりも広いのです。ごみとして埋められた食べ物からは、二酸化炭素よりもはるかに強力な温室効果をもつメタンガスが発生し、環境への負荷は高まえいます。世界中で捨てられる食べ物全体を一つの国と仮定すると、そこから排出される温室効果ガスの量は、中国と米国に次ぐ世界第3位となるのです。

もし、世界各地で起きている衝撃的な規模の食品廃棄に救いがあるとすれば、改善の余地が十分あるという点です。たとえば、発展途上国では援助団体が小規模農家に対して、野菜や果物の乾燥や保存に適した道具、保冷や梱包のための簡易装置を提供したりしています。そのおかげもあって、捨てられる食品は減りつつあります。アフガニスタンのトマトを例に挙げると、無駄になる量は50%から5%まで減少したのです。

米国では、メディアや政府機関、環境保護団体が食品の廃棄に注目しているおかげで、捨てた食品を計量する飲食店が増えています。これは食品廃棄を減らす上で、極めて重要なことです。ほかにも組織的な解決策が出てきています。食品廃棄の削減が国の最優先課題になっている英国では、「フィーディング・ザ・5000」という草の根運動が進行中です。良質だがスーパーマーケットの規格から外れた農産物を農家や梱包業者から集めて調理し、5000人に無料でランチを提供しています。

食品の無駄を減らす第一歩は、人々にそうした問題があることを知らせ、理解してもらうことです。知らなければ、改善は望めません。食品の値段が上がるにつれて、人々の考え方は少しずつ変化していくのではないでしょうか。

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