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zoom RSS 史上最大級の上場!アリババ株は買いか!?

<<   作成日時 : 2014/09/18 15:55   >>

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中国の電子商取引最大手・アリババ集団(BABA)の米国上場に関する詳細が伝わったところです。過去最大級の上場となる模様で、9月19日に上場予定です。新規株式公開(IPO)の仮条件レンジは1株60〜68ドルと設定されました。これに基づく時価総額は、仮上限で決まるとして1,627億ドルとなり、これはほぼアマゾン・ドット・コム(AMZN)に匹敵する規模となります。初日の株価によっては2,000億ドル(約20兆円)も視野に入る超大型上場となります。調達額で見れば、仮条件を前提にした米市場からの資金吸収額は約192億〜243億ドルであり、中国農業銀行やビザの上場時を抜いて世界最大となる見込みです。

上場後の株主構成では、日本のソフトバンクが32.4%を保有する最大となり、米ヤフーも16.3%を保有します。馬会長はこれら2社より遙かに低い持ち株比率であり、経営権を支配するために意思決定は保有株数によるものでなく、殆どが社員で占める27名のアリババ・パートナーシップのメンバーが各1票を持ち、4分の3の賛成票によって決まるという特殊な形態となります。

売上の86%を占めるのが中国国内でのネット通販事業です。そのネット通販は消費者向けの小売りと、企業間向けの卸売りに分けられ、前者はタオバオとTmallが入り、後者はアリババ・ドット・コムの部門となります。ただ売上の殆どを占めるのが小売部門の方であり、売上のベースとなる取扱高は、タオバオが3,420億元(33.1%増)、Tmall 1,590億元(80.7%増)でした。2つ合わせて日本円にして約8兆5,000億円であり、これが僅か3ヶ月間だけでもたらされた取扱高です。その背景には2億7900万人のアクティブバイヤーが居り、また取引の32.8%がモバイル端末からとなっており、前年同期の12%から急激に増加しております。

上の巨額取扱高が同社の売上になる訳ではありません。このあたり、自社で仕入れ、自社の物流倉庫から配送するアマゾンのビジネスモデルと異なります。直販を行うアマゾンは通常の小売店と同じく、この取扱高が売上高となります(マーケットプレイス取引を除く)。アリババの場合は、ここからオンライン・マーケティング・サービス料、メンバーシップ料金など、同社サイト上で販売をさせてもらえる対価(場所代)を出店者より徴収し、それが売上高になります。具体的には、タオバオとTmall合わせた5,010億元の取扱高の2.52%に相当する126億3,900万元が両部門の売上高となります。全社8割を占めるこの小売部門の売上高は前年同期比+45.8%の成長でした。莫大な取引額に対して2.52%の手数料を得るような形です。これに他の部門(アリババ・ドット・コムやクラウドサービス、インターネット付加価値サービス)を合わせた全体の売上高は157億7100万元で+46.3%の増収でした。

アリババは中国のネット通販市場における取扱高で8割のシェアを持ち、その市場は2016年まで年率36.1%のペースで成長すると見られます。中国の消費全体が伸びる中でネットショッピングの比率も上昇し、モバイルインターネットでの取引は増える一方です。このような成長市場のど真ん中にあるアリババは、粗利益率が7割を超える高利益率体質の会社でもあり、上場後の株価は長期的に大きく伸びて行くものと期待されます。

しかし、このように誰が見ても株価の上がる状況にしか見えない中を、実際にそうなって行けるほど株の世界は単純ではありません。上に書いたような好環境条件を同様に満たしていたのが2007年に香港へ上場したアリババ・ドット・コムでした。アリババ集団の一部門である同社のビジネスモデルも同様の仕組みであり、利益率、成長率も似た水準でした。違いといえば消費者向けの小売(C2C)か、企業間取引の卸売り(B2B)か、という位で、規模はともかく内容やファンダメンタルズは似たものでした。しかしアリババ・ドット・コムの株価は(業績伸び続けたにも関わらず)上場直後が最高値となった苦い経験があります。

もっとも、アリババの業績は高い成長ペースで伸びています。2014年3月期の同社売上高はほぼ今期のアマゾンの10分の1のサイズですが、利益額では大幅に上回ります(アマゾンは巨額先行投資が響いて赤字予想)。バランスシートは上場前から安定的であり、上場による巨額の資本調達で一層強みを増します。アリババは上場を見込んでここ1年ほどの間に多数の企業を買収し、借入金を増やしてきましたが、それも調達資金で一掃できると思います。

株価評価ですが、PERで比較すると、ライバルの百度やテンセントなどと比べると割安感があります。また規模も超大型であることから、それほど激しい株価推移にもなりにくいとも思います。PER水準を見る限り、今回のアリババの上場価格は、成熟しているIT企業と、なお高成長の続いているIT企業の中間程度の値決めになっているように思われます。


ただ、今回のアリババの値決めはフェイスブックの時ほど割高でないのは少し安心です。前述のようにPERで比較すると、ライバルの百度やテンセントなどと比べると割安感があります。また規模も超大型であることから、それほど激しい株価推移にもなりにくいとも思います。

(All About マネーより抜粋)

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