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zoom RSS ウォール街の「公然の秘密」!

<<   作成日時 : 2013/03/22 17:50   >>

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株式市場の関係者が口にしたがらない「公然の秘密」があるそうです。ダウ平均は実は最高値を更新していないと言う秘密です。この秘密を暴いたのは誰あろうバーナキン米連邦準備理事会議長です。20日の記者会見で、さらっとこう言ったのです。「ダウは名目では最高値を更新したが、実質では違う」と言ったのです。今月に入り2007年の最高値を5年5か月ぶりに更新したダウ平均ですが、物価の上昇と裏腹にお金の価値は下がり続けたから、ドル表示のダウは以前ほど価値はないと言うのがその理由です。

1990年代半ばを基準に物価上昇率を勘案した「実質」ダウ平均のピークは2000年初めの約1万400ドルだと言うのです。これを更新するには株価は今より約1割、名目のダウ平均で1万6000ドルほどに上がる必要があると言うわけです。とは言うものの、今までこのような言い方をしたことを聞いたことはありません。実質と名目があることは分かっていても、常々比較している数値は名目の数字であって、今さらこのような事を言う事に対して議長の真意がどこにあるのでしょうか?それは「そう株高をはやしてはいけないという事であって、米経済はまだまだ回復途上」だと言いたいのでしょう。「まだ金融緩和を続けたい」と言うのが発言の真意のようです。

これを聞いて複雑なのは投資家で、株価上昇の少なからぬ部分が見せかけ、とも聞こえるからです。しかし実際、投資家の人、中でも個人投資家はそんな物価上昇分を勘案して実質まだ儲かっているとか、損をしているとか考えません。例え見せかけの数字だとしても儲かっていれば普通は納得していますが、バーナキン議長が言うのは、ただ現金を持つよりは有利だったと言うことであって、インフレに強い株式投資の特徴を再認識させる発言でもあり、物価上昇による株主への不利益を指摘したかったわけではないです。むしろ適度に物価があれば人々はお金を使い、企業は投資をし、利益が伸び、株価も景気も上向きます。今の株高も、この好循環を先取りしていると言えます。

大事なのは株価が経済と乖離していないかという事です。「バブルでは」との問いに議長は「企業の利益の伸びは著しく、株価と利益の関係は異常ではない」と述べています。ただ利益の著しい伸びの理由は「収入のうち利益への分配割合が極めて高水準なため」と見ています。つまり増益はリストラのたまものであると言うわけです。実際、好業績・株高のもとの高失業率と言う矛盾する現象を見れば明らかです。だから「従業員から取って資本(株主)に回せば株価は上がるのですが、気を付けなければならないことは、企業の従業員は消費者でもあり、その稼ぎを犠牲にする構造が続けば結局は企業の成長や株価に響くという事です。隠したい株高のもう一つのからくりがこれなのです。つまり今の株高を景気先取り相場から実需相場にして景気を確かなものにしたいのです。

日本の株高もアメリカの株高が続けば日本株も上がるでしょうが、米国株がこければ日本の株もこけてしまうのです。それだけに米のダウの行方にも注意が必要なのです。

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