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zoom RSS 中国国債にも劣った、日本国債の信用力!

<<   作成日時 : 2012/01/13 15:49   >>

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債権の信用力を表わすCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)市場で、日本国債の保証料に異変が起きています。昨年の12月には保証料が1,2%を割っていたものが、それから急上昇しだし今年の1月まで上がって来たのですが、去年までは中国の国際の保証料も同じように上げっており、それなりに国際相場から離れた動きではなかったのですが、今年に入って一気に中国の保証料を上回ってしまい、直近では1,55%近くまでつけたのです。対する中国の保証料は日本とは対象的に1,5%を下回ったのです。これは何を意味するのかと言うと、数字上は日本の国債は中国の国債よりも信用力で劣ったと評価されたということなのです。つまり財政再建の取り組みが遅れれば、欧州に向う市場の圧力が日本に矛先を向けるかもしれないと考え得ると言う事です。

このCDSとは債券を発行する政府や企業の資金繰りが滞った場合に損失額を補填する金融商品なのですが、発行体の信用力が低いほど保証料率が上がる仕組みになっているのです。日本の国債の保証料率が目立って上昇し始めたのは正確には昨年末からであり、昨年12月上旬の5年もの国債の保証料率は1,2%台だったのが、今月11日には1,5%台まで上昇し、東日本大震災後の1,4%を上回ったのです。この間、中国の保証料率は横ばいだったので1,48%で、5ヶ月ぶりに日本国債の保証料率を下回ったのです。欧米系の格付け大手3社のうち2社は日中の国債を同水準にしていますが、CDS市場に限って言えば、日本の国債の評価は中国国債より劣るということになるのです。

実は、海外の投機筋は日本を最終ターゲットに位置付け、いつか日本をデフォルトに追い込んで一儲けしようと企んでいる訳で、そのタイミングを虎視眈々と狙っているのは周知の事実なのです。実際、今までも日本の国債を売り浴びせようと仕掛けていたのですが、今まではことごとく失敗していたのです。結果的にいえばまだ機が熟していなかったということです。それはギリシャの債務問題が持ち上がり、相対的に安全な国と思われている日本に仕掛けても、市場全体の目が欧州に向っていたのでうまくいかなかったというわけです。目先にもっと大変な国があったので、そっちに目が向って行ったというわけです。しかし、もし、野田政権の一体改革が巧く行かないとなれば、今度こそ投機筋の目が日本に向ってくることは明らかです。そのとき欧州問題が一応の落ち着きを取り戻せば、投機筋が突破口になって日本の国債を貶めようとしてくることは間違いありません。

消費税の行方によっては、1月から3月中に日本の国債格付けが見直されると見る市場関係者は多いと言います。しかしまだ、今は瞬間風速のようなものなので、これから一気に上がっていくのか、またもとに戻るか分からないかもしれないのですが、今年がその分岐点になるかもしれないのです。と言うのも、欧州各国の国債と日本の国債の保証料率にはかなりの開きがあるからです。日本国債が1,5%台なのに対し、スペインは4%、イタリアが5%を超えている状態です。だからまだ欧州問題に手を取られ、日本に目を向ける余裕がないかもしれないからです。それと金融市場にほとんど流通していない中国の国債と日本の国債を一律に比較するのにもやや無理もあるという意見もあるからです。

と言えども、注意すべきことは、保証料率が示すのは海外の投機筋の評価と言う点です。欧州各国を債務危機に追い込んだ海外の投機筋が、先進国で最悪の財政状況と言われる日本を「今年の目標に据えた」と言うことができるからです。それが今回の日本国債の急上昇という形になって表れているのかとも考えられるからです。いずれにしても日本の財政状態の改善が見られなければいつかは日本が金融危機のターゲットになる事は避けられないでしょう。

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